
第3戦 鈴鹿サーキット
WAKO’S 4CR GR Supra
#14 大嶋和也 / 坪井翔


大嶋和也 選手

坪井翔 選手
レース情報
決勝結果 | 9位 |
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44kgのウエイトハンデを積みながら今季予選最上位につけ、決勝レースに向けて期待を?めていた TGR TEAM WAKO'S ROOKIE。気溫32℃、路?溫度48℃という酷暑のなか、3戦連続の表彰臺以上の結果を?指し、SUPER GT 第3戦鈴?の決勝レ ース?となる8?23 ?(?)を迎えた。
今回も無観客開催とあり、空席のグランドスタンドにやや寂しさを感じながら、午後1時のスタートのときがやってきた。
WAKO'S 4CR GR Supra のスタートドライバーを務めるのは?嶋和也だ。WAKO'S 4CR GR Supra は開幕2戦とも決勝ペースに?信をもっており、今回もその再現に期待がかかる。
1周?、?嶋は ZENT GR Supra に続き4番?の位置をキープしながらオープニングラップを戦うが、後?ではGT300クラスの競り合いのなかでアクシデントが発?。オープニングラップにセーフティカーが導?される。5周?にレースはリスタートを迎えるが、?嶋は前を?る3臺のトップ爭いにピタリとつけながらレースを進めていく。上位陣は混戦で、?嶋の後?には9周?、#17 NSX-GT をかわしてきた #100 NSX-GT が浮上。?嶋にプレッシャーをかけはじめた。
10周を過ぎるころになると、今度はGT300クラスの戦いがGT500クラスの上位爭いに接近してくる。?混戦のなか、トップ爭いが急速に接近。
15周?のダンロップコーナーでトップを?っていた #64 NSX-GT を #23 GT-R、さらに ZENT GR Supra がかわしていくと、デグナーカーブまでの混戦のなかで?嶋も #64 NSX-GT をパス。これで表彰臺圏內となる3番?に浮上した。

トップ爭いも視野に?れたい?嶋だったが、後?からはペースに優る #100 NSX-GT が接近し、16 周?に?嶋はふたたび4番?にドロップしてしまった。この直後、17周?にはバックストレートに他?のパーツが?散し、2回?のセーフティカーが導?される。

レースは?度仕切り直しとなったが、タイミングを考えてもこの2回?のセーフティカー明けがタイミングとしては良好だ。TGR TEAM WAKO'S ROOKIE はピットの準備を整え、23周?のリスタートを迎える。
しかしここで、前を?っていた ZENT GR Supra がまさかのミッショントラブルに?舞われてしまっており、リスタート時に加速することができない。當然ながらトップの #23 GT-R、#100 NSX-GT は猛然とダッシュを決めており、3番?以下は?きく離されることになってしまった。
さらに、緊急ピットインを?った ZENT GR Supra の隣のピットとなる WAKO'S 4CR GR Supra は、わずかにピットインタイミングを遅らせることになってしまった。
?嶋は24周を終えピットに戻るが、これまでの2戦で素晴らしい作業をみせていたピット作業にわずかに?間取ってしまう。これで、同時にピットインしていた #36 GR Supra に逆転を許してしまう。代わってコクピットに収まった坪井翔は、それでも逆転を?指し WAKO'S 4CR GR Supra のアクセルを踏んでいくが、今度は WAKO'S 4CR GR Supra のフィーリングが良くない。バイブレーション等も出てしまい、坪井はコクピットで悪戦苦闘を強いられることになる。
49周?には #3 GT-R、さらに50周?には #37 GR Supra、#17 NSX-GT にも先?を許してしまい、坪井はなんとかチェッカーを受けたものの、その順位は9位という結果となってしまった。

後半の坪井のペースを鈍らせたのはなんなのか、TGR TEAM WAKO'S ROOKIE はしっかりと原因を究明しなければならない。ランキングはまだ4位ではあるが、#36 GR Supra には?きく?を開けられてしまいつつある。3週間後の第4戦もてぎで、ふたたびその差を縮めなければならない。
大嶋和也選手のコメント
坪井翔選手のコメント
「難しいレースになりましたが、これもレースですね。クルマは速かったにもかかわらず、結果に結びつけることができなかったので、いちばんあってはならないレースだったと思います。僕のスティントに関しては、?り出しから振動があって、速く?れる狀態ではありませんでした。タイヤが消耗するにつれてそれもひどくなり、チェッカー間際にはさらに悪化して3臺に抜かれてしまいました。クルマは良かったですが、ピットも遅かったですし、鈴?はそう簡単には抜けないコースですからね。もてぎに向けて、體制を含めてしっかり?て直したいで すね。まだ前半戦ですし、切り替えていきます」
高木?之介監督のコメント
「前半はいいバトルをすることができて、トップ爭いを展開することができましたが、38號?にトラブルを抱えてしまったタイミングや、ピット作業でも10秒くらいロスしてしまったところもあり、そこで4ポジションほど失ってしま いました。ドライバーにも迷惑をかけてしまいましたし、チームの問題でもあります。コースで10秒を取り戻すのは?変ですからね。しっかり対策しなければなりません。最後にはトラブルも抱えてしまいましたが、頑張れば表彰臺はいけたレース。チームとしてしっかり次に向けて仕切り直したいと思います」
Rank | Car No. | CarName | Laps | BestLapTime |
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1 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R | 52 | 1'50.346 |
2 | 100 | RAYBRIG NSX-GT | 52 | 1'50.515 |
3 | 36 | au TOM'S GR Supra | 52 | 1'50.413 |
4 | 64 | Modulo NSX-GT | 52 | 1'50.096 |
5 | 39 | DENSO KOBELCO SARD GR Supra | 52 | 1'50.831 |
6 | 3 | CRAFTSPORTS MOTUL GT-R | 52 | 1'51.137 |
7 | 37 | KeePer TOM'S GR Supra | 52 | 1'51.137 |
8 | 17 | KEIHIN NSX-GT | 52 | 1'51.242 |
9 | 14 | WAKO'S 4CR GR Supra | 52 | 1'50.935 |
10 | 19 | WedsSport ADVAN GR Supra | 52 | 1'50.893 |
11 | 24 | REALIZE CORPORATION ADVAN GT-R | 52 | 1'51.296 |
12 | 12 | CALSONIC IMPUL GT-R | 46 | 1'51.290 |
13 | 8 | ARTA NSX-GT | 36 | 1'50.534 |
14 | 38 | ZENT GR Supra | 22 | 1'50.701 |
15 | 16 | MOTUL MUGEN NSX GT | 4 | 1'55.023 |
Rank | Car No. | CarName | Point |
---|---|---|---|
1 | 36 | au TOM'S GR Supra | 41 |
2 | 37 | KeePer TOM'S GR Supra | 33 |
3 | 100 | RAYBRIG NSX-GT | 26 |
4 | 14 | WAKO'S 4CR GR Supra | 24 |
5 | 17 | KEIHIN NSX-GT | 23 |
6 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R | 22 |
7 | 39 | DENSO KOBELCO SARD GR Supra | 17 |
8 | 38 | ZENT GR Supra | 12 |
9 | 3 | CRAFTSPORTS MOTUL GT-R | 12 |
10 | 64 | Modulo NSX-GT | 9 |
11 | 8 | ARTA NSX-GT | 4 |
12 | 19 | WedsSport ADVAN GR Supra | 3 |
13 | 12 | CALSONIC IMPUL GT-R | 2 |
14 | 24 | REALIZE CORPORATION ADVAN GT-R | 1 |
15 | 16 | MOTUL MUGEN NSX GT | 0 |
「ウエイトハンデの影響もあり、オーバーテイクを連発できるかといえばそこまでではありませんで したが、フィーリングは悪くなく、後半順位を上げられるだけのポテンシャルはあるかと思っていま した。ただセーフティカー明けにロスもあり、後半出ていったところでレースは厳しいものになってしまいました。坪井選?としては3番?でレースに戻っているはずが後?になっていたので、彼にとっては申し訳なかったですね。ドライバーもクルマもいいレースはしていたと思いますが、それだけでは勝てませんね。いろいろ改善する部分は多いので、頑張っていきたいです」